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療育ってどんなところ?2年間子どもを通わせたママが解説!

私には小学生の子どもがいるのですが、幼稚園の年中・年長と自治体の療育に通っていました。

療育にお子さんを通わせることを検討しているけれど、「どんなところだろう」「通わせてみた人の意見が聞きたい」と疑問や不安を抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。

子どもの発達に不安があっても、いざ療育に通わせるとなるといろんな疑問がわきますよね。

今回は私と子どもの体験から、療育のことをお話したいと思います。

目次

療育とは何か

療育とは以下のようなものです。

療育(発達支援)とは、身体障害や精神障害、発達障害や知的障害がある子ども、またはその疑いがある子どもが自分らしく、自立した生活が送れるよう支援すること。

引用サイト:神戸医療福祉専門学校

何らか発達面で気になるところがある子どもを支援することですね。

私の子どもは2年間療育に通ったのですが、SNSにも子供を療育に通わせている親御さんのコメントが見られます。

子どもの発達に気になることがあり、療育について知りたいと思っている親御さんは多いのではないでしょうか。

まずは、私の子どもがどんな経緯で療育に通うことになったのかお話ししますね。

療育に通うことになった経緯

思い出せる範囲で、私の子供が療育に通うことになった経緯をお話しします。

時系列で言うと以下の通りです。

幼稚園年少:他の子に比べて言葉がそんなに達者ではないな、と感じるも特に療育については考えず調べたこともない。
幼稚園年中:担任の先生から電話が来て「言葉の発達に不安がある」と指摘される。その後自治体の検診で相談。しばらくして臨床心理士さんの検査を受けさせると「できてほしいことの8割はできているが、あとの2割の発達を促すために療育を検討しても良いかも」とのアドバイスを受ける。

その後年中のうちに療育に通いはじめる。

私としては、臨床心理士さんの検査を受けた時「8割はできてるなら、あとは個性の範囲だしそのくらいの子はたくさんいるのでは?」と思いました。

しかし、後になって「やっぱり通わせておけば良かったな」と後悔したくなかったので、通わせることにしました。

療育のプログラム

療育のプログラムは、その子の発達に応じて作られるのでみんなが同じではありません。

私の子どもの課題は主に以下のようなことでした。

  • プリント学習(仲間外れを見つける、間違い探し、長いの・大きいのはどっち等)
  • 手先を動かす工作(折り紙、ハサミ、糊)
  • グループ学習(他の子とバルーンに入る、トランポリン、自己紹介の練習等)

個人学習とグループ学習に分かれており、個人学習は個室で、グループ学習はホールで行われました。

個人学習では先生が1人つき、親は傍で見ていました。

グループ学習では、体を動かす課題が多く、自分の順番が来るまで席に座って待てるか、静かにできるかの練習も兼ねているようでした。


(※各療育施設によってカリキュラムは異なると思うので通う際は自治体や施設にご確認ください。)

療育のメリット・デメリット

子供の発達の手助けをしてくれる療育ですが、私はデメリットも感じました。

私が感じた療育のメリット・デメリットをまとめていきます。

メリットデメリット
個々に応じたプログラムを作成してもらえる
・先生からフィードバックをもらえる
・同じ悩みを持つ親御さんと情報交換できる
騒ぐ子もいるので親がストレスを感じる
・子どもが他の子どもの悪い部分をマネする
・療育がある日は幼稚園を休ませなくてはならない

メリット・デメリットについて1つずつ解説します。

療育に通わせるメリット

・個々に応じたプログラムを作成してもらえる

私の子どもが通っていた療育では、はじめに担当の先生と面談があり、得意なこと、苦手なこと、興味がある遊びや好きなキャラクターなどを聞かれました。

先生は子どもが好きなキャラクターを用いた教材を作成し、苦手な部分を刺激して発達を促すプログラムを考えてくれました。

私の子どもは、絵を見せられて何が描かれているか説明したり、先生にかみしばいを読んでもらいどんな登場人物がいたか説明する授業が多かったです。

・先生からフィードバックをもらえる

毎回プログラムの最後に、個別授業とグループ授業を通して今日一日どんな様子だったか、次回の課題は何かなど振り返りの時間がありました。

幼稚園だとそこまでのアドバイスはもらえないので、療育で詳しくフィードバックをもらえるのはありがたかったです。

・同じ悩みを持つ親御さんと情報交換できる

療育には自分と同じように子どもの発達に悩んでいる親御さんがいます。

普段の生活で心がけていることや家での様子、子どもとのかかわり方など、いろんなことを療育の時間に周りの親御さんと話していました。

ちょっとした雑談でも参考になることがあり、貴重な時間だったと思います。

療育に通わせるデメリット

騒ぐ子もいるので親がストレスを感じる

療育にはいろんな子どもがいます。

中には騒ぐ子やかんしゃくを起こす子もいて、正直私はストレスに感じてしまいました。

自分の子がそんなに騒ぐタイプではないので、余計うるさく感じてしまったのです。

yuki

一時期は療育辞めようか…と思うほど悩みました。

・子どもが他の子どもの悪い部分をマネする

私の子どもは、療育のお友達の悪いところをマネしてしまうことがあり、クラスを変えてもらったことがあります。

発達面を良くしたくて通わせているのに悪いことを身につけてしまっては意味が無いので、この環境は良くないなと感じたら担当の先生に相談してみるのをおすすめします。

・療育がある日は幼稚園を休ませなくてはならない

私の子どもは平日は幼稚園に通っていたのですが、療育の日は幼稚園をお休みしていました。

幼稚園は人数が多く、いろんな子から刺激を受けられ給食も食べてきてくれるため、療育より幼稚園の方が学ぶことが多いのではと思うこともあり、幼稚園を休ませてまで療育に行かせる必要があるのか悩みました。

yuki

見学時にメリット・デメリットを把握し、自分の子どもにとって有意義な時間が過ごせるか確認しましょう。

療育に通わせた効果はあった?

結論:必ずしも通わせる必要はなかった

2年間、子供を療育に通わせてみて効果は感じられたのか。

みなさん、ここが一番気になるところだと思うので本音を言いますね。

療育に通わせた効果かはわかりませんが、私の子どもは小学生になった今、普通に話せています。

療育の効果なのか、ほっておいてもこれくらいは話せるようになったのかはわかりません。

ただ私が思うのは、必ずしも通わせる必要はなかったかな、ということです。

私の子どもの場合は「絶対に療育が必要」という診断ではなく、親の判断に任せます、どちらでも良いですよという感じでした。

幼稚園でも他の子から学ぶことや良い刺激はあるでしょうし、担任の先生から普段の様子を聞くことも可能です。

私の子供の場合は、幼稚園だけでも十分だったかもしれません。

まとめ 

療育に通うことによって、発達が促され良い方向に行くお子さんもたくさんいると思いますが、今回はあえてデメリットも提示してみました。

これから臨床心理士さんの検査を受けに行こうかな、療育ってどんなところかな、と思っている方の参考になれば嬉しいです。

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